Vimを使ってMarkdown形式でWordPressに投稿してみる
先日、WordPressでMarkdown + Syntaxハイライトするにはという記事で、 WordPressにMarkdownプラグインをインストールしてMarkdownで投稿できるようにしましたが、 やはり自分の気に入ったエディタで記事を編集したいものです。
自分は普段のエディタはVimを使っているので、Vimを使用してMarkdown形式でWordPressに投稿してみます。
VimRepressとは、VimのプラグインでWordPressの記事一覧を見れたり、投稿できるものです。 さらにはMarkdown形式にも対応しているという優れものです。
VimへVimRepressをインストールしてみる
自分はVimのプラグインマネージャにvundleを使っているので、~/.vimrc
に
" wordpress 投稿
Bundle "vim-scripts/VimRepress"
を追加して、
:BundleInstall
を実行するだけです。
次にWordPressの設定ファイルを準備します。~/.vimpressrc
に、次のフォーマットで保存します。
[Blog0]
blog_url = https://tsuchikazu.net/
username = xxxxx
password = xxxxx
VimRepressを使ってみる
-
記事の一覧を見る
:BlogList
Enterで記事の編集画面に変わります
-
記事を新規追加する
:BlogNew
これで新規記事の編集画面に変わります。EditFormatにHTMLを指定するとHTMLを投稿できます。(Markdown形式はもう少し先で)
投稿するときは
:BlogSave
draftオプションを付けると、下書きで投稿します。(draftオプションなし or publishオプションで公開されます)
:BlogSave draft
プレビューするときは
:BlogPreview
ブラウザが立ち上がり、ローカルでプレビューされます。publishオプションを付けると、記事が公開されプレビューが表示されるので注意が必要です。
Markdown形式も使えるようにする
記事の編集画面のEditFormatにMarkdownを指定すると、Markdown形式で投稿できます。Markdownが指定された場合に、ローカルでMarkdownからHTMLに変換されて投稿される動きになります。 その変換にはpython-markdownが使われているため、python-markdownをインストールしましょう。
自分の環境ではeasy_installが使えたので、コマンド一発でインストール完了です
$ sudo easy_install python-markdown2
これでEditFormatにMarkdownを指定して、:BlogSave
すればMarkdown形式で投稿できます。
VimでMarkdownをハイライトさせる
VimでMarkdown形式をハイライト出来るVimプラグインvim-markdownも入れてみました。(ただ、大してハイライトされないので入れなくていいかもですが)
~/.vimrc
に
" markdown ハイライト
Bundle 'tpope/vim-markdown'
を追加して、
:BundleInstall
を実行。
これで、.md拡張子で保存するか
:set filetype = markdown
でハイライトされるようになります これが現時点で、Vim + Markdown + WordPressの最適解だと思うんですが、個人的にはまだまだ使いづらいですね。