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2012年振り返り

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2013年も5日が過ぎましたが、個人的に大きな転機でもあった2012年を振り返ってみます。退職エントリも書かないままだったので、ついでに書いておきます。

前職〜転職

2012年の大きな転機というのはオージス総研からpaperboy&co.に転職したことです。 オージス総研はSIerの中で技術色が強い会社で、技術者としてこれから生きていきたいという思いを持って、大学卒業後就職し、5年間勤めました。3年目ぐらいまでは、プログラミングに没頭でき、仕事をする上で必要なロジカルシンキングを教育され、それほど不満はありませんでした。が、4, 5年目になると、これからの道に不満が出てきました。オージス総研はいわゆるSIerで、経験を積むごとに上流での仕事を求められるようになったのです。 技術者としての道もあるにはありましたが、研究部署的であったり、現場のアーキテクトにしてもお客さんのしがらみばかりであったり、自分にとってそれはワクワクする道ではありませんでした。もちろん、上流への道も。上流の仕事はしたくないし、下流の仕事をするにしても、仕事のほとんどの時間をサラリーマンプログラマーの作ったひどいバグを修正する時間に費やしていました。ここのままここにいても技術者として何の意味もない。何の成長にもならない。というか、今すぐに逃げ出したい。そんな思いが頭をよぎり転職を決意しました。結構この頃はダークサイドに堕ちていたので、記憶がすごく曖昧。

技術者、エンジニアとして生きたいと思う気持ちとは裏腹に、じゃあこれをやろう。これがしたい。っていうのは、なかなか自分で決めることができないでいました。ソーシャルゲームの会社にでも行こうかとか、ベンチャーに行こうかとか、いっそのこと起業しようかとか、俺の心は色々なところに揺れまくり。 そんな自分だったんですが、27歳という若さは一つの武器になるらしく、転職活動してみると結構引く手あまたでした。リクルートのエージェントを通して転職活動は始めたけど、「落ちまくるからとりあえずいっぱい受けてください。」と言われたとおりに受けまくっても、書類選考も一次選考も全然落とされずに、スケジュールが一杯で逆に困るぐらい。 なので、今の会社に不満があるとかいう人はとりあえず転職活動すれば、自分の市場価値と可能性を再確認できるので、オススメです。今の会社以外にも選択肢があるというだけで、心に余裕が持てて、追い詰められることはなさそう。(きっとそういう人はそんな時間ないんだろうけど)

ペパボ入社

そんなことをしているうちにペパボにいる大学の先輩と飲みに行って、ペパボに惚れ込み、そのまま入社することになりました。惚れ込むポイントは技術者の評価制度があるという点(そのへんはmizzyさんのblogに書いてある)、開発合宿とか個人でサービスやってる人が多いという点、面白そうなサービスを展開している点などなど色々あるけど、ペパボにいる技術者、ペパボが必要としている技術者が自分のなりたい技術者に近いと感じたところです。一言で言えば、ペパボで働く自分を想像したらワクワクしたってことです。

入ってみると今までと勝手が全然違って、ものすごく戸惑いました。自分が入った部署は自分含め3人しかいなくて、エンジニアは自分1人。なので、1人ひとりの仕事の幅がものすごく広くて、入社当初は死にかけた。時間という特効薬で、ようやく最近になって今の仕事にも慣れてきた感じがします。あんま仕事できてないけど。 入って一番よかったなと思うのは、社内外でも有名な技術者が社内にいるっていうこと。なぜかというと、目指すべき姿が手の届くところにいて、更にはそういう人たちが普段からどういう意識、姿勢でいるのかを見ることでそこへの道も見えてくるから。 有名な技術者はいろんな人達がいるけど、とりあえずアウトプットがすごい。社内の勉強会も多いし、社外でもよく発表している。PullRequestもバンバン送ってる。そんな人達が直ぐ側で働いている環境はとても刺激的です。

今年の抱負

自分の技術をアウトプットする。これに尽きます。基本的に自分はむっつり傾向にあって、自分のやってることとか考えてることを表にあまり出さないです。それは自分への自信の無さから、自分が出来ないことを知られたくないっていう気持ちが強いんだと思う。そしてアウトプットするのって、面倒くさい。けど、オープンにしないと誰もわかってくれない。今は小さなチームであいつはできるやつだって言ってくれる人もいなければ、そういうので満足もしたくない。そのために、今年はこれをやりきります。

  • ブログを最低週1で更新する
  • 社外でLTを1つする
  • 自分のサービスを1つリリースする

でかい目標じゃないけど、小さなことからコツコツと。今年はがんばろー