Rails製のECサイトを無料で作るオープンソースSpreeとは

Rails製のECサイトを無料で作るオープンソースSpreeとは

自社のECサイトを持ちたいと思った場合、ショッピングカートのサービスを利用するか、オープンソースを使ってサイトを構築するか、選択肢は様々です。
高いカスタマイズ性を求めると、オープンソースを使ったサイト構築は有力な選択肢となります。

今、「EC オープンソース」でググると、以下のサイトがヒットしました。

代表的なものはやはりEC-CUBEでしょう。EC-CUBE以外にも上のサイトでは色々紹介されていますが、それらはほとんどPHPで作られています。なぜPHPに占領されているか考えると、簡単に設置出来るっていう点が大きな理由です。(これは別にECに限った話ではなく、Webサイト全体的になんですが)

制作会社など開発に精通していない人からみたら、レンタルサーバにファイルを置くだけで設置完了となるのは確かに魅力的です。魅力的でした。今やSqaleのようなPaaSの進化によって、PHPと同じようにRuby on Railsのアプリでも簡単に設置完了できる世の中になりました。新しいサービスがだんだんPHP以外で構築されているのと同じように、ECサイトもこの流れが来るんじゃないかなーと思っています。まだ日本ではメジャーではありませんが、Ruby on RailsでECサイトを構築できるSpreeが今後アツいはず。公式サイトから気になった部分を、拙い英語力で意訳しました。

Spreeとは

100%オープンソースの世界で最もカスタマイズ性が高いECプラットフォームです。SpreeはECサイトに必要なものを備えており、すぐにそのまま使用することができます。でも、それよりも重要なことは、ほかの伝統的なオープンソース製品と比べて、より洗練されており簡単にカスタマイズできる仕組みになっている点です。

Spreeは非常に緩いライセンスであるNew BSD Licenseで提供されており、無料で自由に使用出来ます。世界各国数100人以上もの開発者がSpreeを利用し、日々改善しています。

Spreeを始めた動機

作者はSpreeを作り始める前、MagentoやosCommerceなどを使ってみて、ごく単純なカスタマイズをするのにも、ものすごく大変で苦労した経験を重ねていました。さらにECサイトを構築した後も長期的に保守し続けるには、PHPでは不十分だと考えていました。その当時、Ruby on RailsでECサイトを構築するためのライブラリは、どれも個人によって開発されていただけで小さなものしかなく、複雑なビジネスのニーズを満たすには不十分でした。そのためRuby on Railsのための、ECサイト構築のトータルソリューションを構築しようと始められたのです。

Spreeのこだわり

すべての人のニーズを満たす銀の弾丸は存在しません。銀の弾丸を目指してたくさんの機能を兼ね備えたプロジェクトもありますが、たいてい自分のニーズを満たすには物足りないものばかりです。オンラインコマースっていうのは複雑でそれぞれに特有な問題があり、それを解決していくには開発者によるカスタマイズが必ず必要になるでしょう。Spreeはそのような開発者に対して、ゼロから作ったりほかのオープンソースを利用するより、優れた手段となることを目指しています。

そのため、SpreeはECサイトに必要な90%の機能を提供すること集中し、残りの10%はビジネスに精通した開発者が開発すべきだし、そのためにSpreeの全てをカスタマイズ出来るような仕組みにしてあるのです。

まとめ

これからECサイトが増え続ける中で、ほかのショップとの差別化は大きな課題です。カスタマイズ性を求めて、ASPではなくオープンソースで自社のECサイトを構築したぞ!これでどんなことにも対応できる!って思っていたのにもかかわらず、それをカスタマイズする労力が高すぎて、その結果使いづらいシステムを我慢しながら使い続けている。っていうことが確かにあると思います。

本当にカスタマイズ性が高いオープンソースというのをSpreeは目指しているように感じました。それが絵に書いた餅か、そうでないか自分で試しながら検証していこうかと思います。